
そんなあなたに便利なブラウザ機能をご紹介します。

YouTubeを見ながらPC作業する際、「ウィンドウサイズを小さくして画面の端っこに寄せた」という方は意外と多いはず。
私も以前はウィンドウサイズ変更で対処していました。
ブラウザの『PIP』モードを使えば、もっと簡単に動画を最前面表示が可能!
この記事では、『PIP』モードの解説と使用可能な主要ブラウザをご紹介いたします。
本記事の内容
- ピクチャーインピクチャー(PIP)の解説
- PIP対応ブラウザごとの操作方法
- 【YouTube学習効率化】についてはコチラから
-
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ピクチャーインピクチャーとは?
ピクチャーインピクチャーとは
- すべての項目の「手前に」表示された移動可能なウインドウで動画を再生できる機能
つまり、『PIP』を使えば「画面上でどんな作業をしながらでも動画を視聴できる」ということです。
他のタブで調べものをしたり、WordやExcelで作業することもできます。
無料でPIPが使える主要PCブラウザ
「ピクチャーインピクチャー」はブラウザ側の機能です。
現時点で使用可能な主要なWebブラウザは次のとおり。
PIP対応主要Webブラウザ
Google Chrome バージョン70 から
Firefox (Windows版はバージョン71 から、MacOS と Linux版はバージョン72 から)
Mac の Safari13 から
Chromium版の Microsoft Edge
ほとんどのPCブラウザが「ピクチャーインピクチャー」に対応しましたが、それぞれ操作方法が異なりますのでブラウザごとに解説していきます。
ちなみに私は Firefox をメインブラウザとして使用していますが、キーボードショートカット機能が便利すぎて手放せません。(後ほど説明)
2窓も簡単に視聴可能
2窓視聴とは
- 同時に2つ以上の動画を視聴すること
よくある2窓の手法としては、
- 別々のウィンドウで動画を開き、上下左右に並べて再生
- 2窓用のWebアプリなどで再生
これらは少し手間がかかりますが、2つ以上の動画を同時に視聴可能な方法です。
2つの動画だけでよければ、「ピクチャーインピクチャー」モードがおすすめ。
簡単な操作で同じウィンドウ内の別タブ動画が同時視聴可能です。
2倍速など速度変更や音量変更は動画タブ画面へ
「ピクチャーインピクチャー」の小ウィンドウで可能な操作は次のとおり。
PIP小ウィンドウで可能な操作
- 動画の「再生」および「一時停止」
- PIP小ウィンドウの「移動」
- PIP小ウィンドウの「サイズ変更」
- PIP小ウィンドウから「元の動画タブへ戻る」
- 動画を「停止」して「PIP小ウィンドウを閉じる」
このように、最前面で再生中の小ウィンドウでできる動画操作は実質「再生」と「一時停止」のみです。
つまり、
- 音量を変更
- 動画の速度変更
- 巻き戻しや早送り... など
これらの操作はYouTubeなどの動画タブに戻る必要がありますので注意してください。
なお、元の動画タブで2倍速にした場合、「ピクチャーインピクチャー」モードにしてもそのまま適用されます。
【関連記事】 >> 時間短縮!動画で効率的に勉強するなら再生速度アップで速聴がおすすめ
Google ChromeのPIPモード
Google ChromeのPIP
- Google Chrome バージョン70 から利用可能
- YouTube動画は拡張機能なしでPIP視聴可能
- その他の動画は拡張機能「Picture-in-Picture Extension」が必要
シェア率の高いブラウザであるGoogle Chromeですが、YouTube動画以外の場合は拡張機能の追加が必要なので少し注意しましょう。
YouTube動画でのPIP操作方法
- 動画の画面上で「マウス右クリック」を2回
- 項目から「ピクチャー イン ピクチャー」を選択
1.動画の画面上で「マウス右クリック」を2回
2.項目から「ピクチャー イン ピクチャー」を選択
YouTube動画での「マウス右クリック2回」の操作は、他のブラウザでも共通の方法です。
他の動画は拡張機能「Picture-in-Picture Extension」が必要
『Picture-in-Picture Extension』をChrome拡張機能に追加すれば、YouTubeを含む様々な動画サイトのHTML5形式の動画を『PIP』視聴することができます。
- 「Picture-in-Picture Extension」の使い方
『PIP』視聴したい動画ページで、画面右上のツールバーから『Picture-in-Picture Extension』ボタンをクリックするだけです。
Google Chromeブラウザでは、拡張機能『Picture-in-Picture Extension』での『PIP』が簡単でおすすめ!
FirefoxのPIPモード
FirefoxのPIP
- Windows版Firefox はバージョン71 から利用可能
- MacOS および Linux版Firefox はバージョン72 から利用可能
- YouTube動画のPIP視聴可能(キーボードショートカット機能あり)
- ニコニコ動画などのHTML5形式の動画もPIP視聴可能
Firefoxブラウザの場合、HTML5形式の動画ならデフォルト設定のままで「ピクチャーインピクチャー」が利用可能。
YouTube動画についてはショートカット機能が便利です。
YouTube動画でのPIP操作方法
FirefoxブラウザでYouTube動画を「ピクチャーインピクチャー」視聴の操作方法はデフォルト機能で4つあります。
操作方法1つ目
- 動画の画面上で「マウス右クリック」を2回
- 項目から「ピクチャーインピクチャー」を選択
操作方法1つ目は、Google Chromeでも説明したものと同様です。
操作方法2つ目
- 動画の画面上で「 Shift 」キー + 「マウス右クリック」
- 項目から「ピクチャーインピクチャー」を選択
操作方法2つ目は、「 Shift 」キーと押しながら「マウス右クリック」を1回押すことで「ピクチャーインピクチャー」の項目を呼び出す方法です。
操作方法3つ目
- 動画ページで
+
+
同時押し
Firefoxブラウザであれば、キーボードショートカット機能(「 Ctrl 」キー +「 Shift 」キー +「 ] 」キー 同時押し)が簡単でおすすめです!
操作方法4つ目
- 動画の右中央にある「ピクチャーインピクチャー(青色の長方形)」をクリック
- まず、動画の上にマウスをもっていき、
- 右中央にある「ピクチャーインピクチャー(青色の長方形)」をクリックで完了
なお、動画の上にマウスをもっていっても「ピクチャーインピクチャー(青色の長方形)」が表示されない動画存在します。
公式の説明によると、「十分なサイズと、再生時間のある音声が含まれた動画のみで表示される」とのこと。
また、動画が全画面表示 の時は「ピクチャーインピクチャー(青色の長方形)」ボタンは表示されません。
YouTube以外の動画もPIPできる
ニコニコ動画などのYouTube以外のHTML5形式の動画も「ピクチャーインピクチャー」モードで視聴可能です。
上に記載しました操作方法3つ目または、操作方法4つ目を使用します。
- 動画ページで
+
+
同時押し
または、
- 動画の右中央にある「ピクチャーインピクチャー(青色の長方形)」をクリック
Mac SafariのPIPモード
Mac SafariのPIP
- Mac Safari バージョン13 から利用可能
- YouTube動画のPIP視聴可能
- ニコニコ動画などのHTML5形式の動画もPIP視聴可能
Safari13から「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能が導入され、Firefox同様にHTML5形式の動画なら『PIP』視聴可能になりました。
(macOS Sierraには、以前より「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能あり)
YouTube動画でのPIP操作方法
MacのSafariブラウザでYouTube動画を「ピクチャ・イン・ピクチャ」視聴の操作方法はデフォルト機能で2つあります。
操作方法1つ目
- 動画の画面上で「マウス右クリック」を2回
- 項目から「ピクチャ・イン・ピクチャにする」を選択
操作方法1つ目は、Google Chromeで説明したものと同様です。
操作方法2つ目
- MacのSafariで、動画ページを開く
- スマート検索フィールドまたはタブにある「オーディオ」ボタン
をクリック
- 「ピクチャ・イン・ピクチャにする」を選択
- 動画ページで「オーディオ」ボタンをクリック
- 項目から「ピクチャ・イン・ピクチャにする」を選択で完了
YouTube以外の動画もPIPできる
ニコニコ動画などのYouTube以外のHTML5形式の動画も「ピクチャ・イン・ピクチャ」モードで視聴可能と説明しました。
上に記載しました操作方法2つ目を使用します。
- MacのSafariで、動画ページを開く
- スマート検索フィールドまたはタブにある「オーディオ」ボタン
をクリック
- 「ピクチャ・イン・ピクチャにする」を選択
Chromium版Microsoft EdgeのPIPモード
ポイント
- Microsoft Edgeは Chromium版 から利用可能
- YouTube動画は拡張機能なしでPIP視聴可能
- その他の動画は拡張機能「Picture in Picture for every website」が必要
Microsoft Edgeの場合、2020年にリリースされたChromiumバージョンから『ピクチャ イン ピクチャ』機能に対応したようです。
Google Chromeと同様に、YouTube動画以外の場合は拡張機能の追加が必要なので少し注意しましょう。
YouTube動画でのPIP操作方法
- 動画の画面上で「マウス右クリック」を2回
- 項目から「ピクチャ イン ピクチャ」を選択
Google Chromeで説明したものと同様です。
他の動画は拡張機能「Picture in Picture for every website」が必要
『Picture in Picture for every website』を拡張機能にインストールすれば、YouTubeを含む様々な動画サイトのHTML5形式の動画を『PIP』視聴することができます。
- 「Picture in Picture for every website」の使い方
『PIP』視聴したい動画ページで、画面右上のツールバーから『Picture in Picture for every website』ボタンをクリックするだけです。
Microsoft Edgeブラウザでは、拡張機能『Picture in Picture for every website』での『PIP』が簡単でおすすめです。
便利機能「ピクチャーインピクチャー(PIP)」のまとめ
さいごに、この記事のポイントをおさらいします。
ピクチャーインピクチャーとは
- 「画面上でどんな作業をしながらでも動画を視聴できる」機能
WebブラウザごとのおすすめPIP
Google Chrome は拡張機能『Picture-in-Picture Extension』
Firefox は動画ページで
+
+
同時押し
Mac の Safari はタブの
ボタンから「ピクチャインピクチャにする」
Chromium版の Microsoft Edge は拡張機能『Picture in Picture for every website』
『ピクチャーインピクチャー(PIP)』機能は本当に便利なので、ぜひ一度使ってみてください。
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