みなさんは自分の思い通りに物事が進まなかったとき、『感情的』になったりしますよね?
今回、この記事でご紹介する『感情コントロール』のポイントを知ることで、今までよりもストレスを溜めずに物事に立ち向かえるようになります。
私自身も昔から感情的になることも多くありましたが、このポイントを意識することでピンチの状況やイラっとしそうなときも、比較的冷静に判断できるようになりました。
この記事では、感情コントロールに関する3つのポイントご紹介します。
どんなときも冷静になって物事をこなしていけると作業効率もアップしていきます!
本記事の内容
- 白と黒ではなくグレーで考える
- 感情は放っておくと収まる
- 変えられるのは自分だけ
- 【短時間ストレス解消法】についてはコチラから
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【ポイント1】白と黒ではなくグレーで考える
感情的になりやすい人というのは、思い込みが強い場合が多いです。
『自分の考えが正義である』とか、『絶対失敗しない』など、自分のものさしで決めたことが正解だと信じています。
これらはあくまで、未来に起こる出来事への可能性にすぎません。
そしてさらに、『白』か『黒』の2択を基準にして判断し過ぎています。
『グレー』の濃さで物事を判断してくと、不要なストレスとさよならすることができます。
グレーにもグラデーション持たせ、濃さのパーセンテージで達成度を判断していきましょう!
『べき』思考とさようなら
『べき』思考とは、『~である(する)べき』という考えのことです。
『べき』思考とは?
- 後輩ならこうあるべきだ
- 上司ならこうあるべきだ
- 部屋は整理整頓してするべきだ
- 中学生はこうあるべきだ ...など
こうした思考法は神経質や完璧主義の人に多くみられます。
『~であるべき』に到達しなかった場合、『あいつは仕事ができない』とか『あいつは整理整頓ができない』といった評価をするかと思います。
この思考法の問題点は、相手のことを『黒』と決めつけているところにあります。
もちろん、仕事においても、整理整頓においても、目標として達成した方がよい基準はあるとは思います。
しかし、相手からすると、『仕事はしたつもり』かもしれませんし、『整理整頓したつもり』かもしれません。
がんばりやさんや完璧主義が悪いわけではありませんが、『べき』思考を続けていると、自分自身や相手がノルマを達成できなかったことに対しストレスを感じ続けることになります。
『べき』思考とはさよならをして、グレーの濃さで達成度を判断していくとストレスを感じにくくなりますし、進捗状況も判断しやすくなります。
ポイント
『べき』思考とはさよならをして、グレーの濃さのパーセンテージで達成度を判断する
確率はあくまで確率でしかない
これも、『白』と『黒』の2択での思考になっている場合があります。
たとえば、
- 80%の確率で成功する
- 80%の確率で失敗する
このような選択肢があった場合、『80%の確率で成功する』という方に対して、きっと成功するだろうと思いたくなりますよね?
ところが、仮に失敗してしまったときに、

といったように感情的になってしまうかもしれません。
反対に、

といったように『80%の確率で失敗する』という方には、失敗するから最初からチャレンジしたくないと思うかもしれません。
しかし、これらの選択肢はあくまで成功の確率でしかなく、必ず成功するとか必ず失敗するというわけではありません。
『80%の確率で成功する』の裏には『20%の確率で失敗する』が存在します。
しかし、きっと成功すると油断してチャレンジした場合、その油断のせいで失敗してしまうかもしれません。
同じように、『80%の確率で失敗する』の裏には『20%の確率で成功する』が存在します。
失敗する確率は高いかもしれませんが、チャレンジしてみれば5回に1回は成功するかもしれないという可能性を秘めています。
大切なのは、どちらにしても覚悟を決めて冷静に判断するということです。
確率は確率でしかありません。
『80%の成功』は『白』ではなく、『濃いグレー』でしかないのです。
どちらか一方に決めつけてしまうと、思い通りにならなかった場合や、その過程においてパニックや動揺などの感情に振り回されてしまいます。
成功と失敗どちらの確率も所詮は確率だと冷静に判断し、精一杯のアプローチをしていくしかないのです。
どちらに転んでも感情に振り回されないようにしていきましょう。
ポイント
確率はあくまで確率だと冷静に判断し、いまできる精一杯のアプローチをしていくしかない
【ポイント2】感情は放っておくと収まる
感情コントロールにおいて、一番シンプルな解決策は『感情を放っておく』ということです。
感情を抑えるとは少し違います。
実際のところ、イラっとすることもあるでしょうし、悲しくてやりきれないことだってあります。
一旦は感情的になったとしても、そのまま引きずると嫌な感情はずっとついてきます。
場合によってはそこに自己嫌悪まで加わってきて、もはやマイナス感情スパイラルです。
『気にしない』という魔法
『感情を放っておく』ということは、『気にしない』ということです。
感情は時間が経てば違う感情に入れ替わっているものです。
さっきまで腹が立っていたのに、いつの間にかそんなことどうでも良くなったりしたことありますよね?
一晩寝たら気持ちがスッキリして、次の日には何事もなかったかのように出社してくる人もいます。
感情的になったとしても、そこで一旦感情を区切ってさっさと次のことへ向かってしまうのです。
ポイント
感情は考えすぎなければすぐに入れ替わるので、いちいち1つのことを気にしない
とにかくできることから行動する
とはいえ、感情的になって仕事が手につかないときもあると思います。
そんなときでも何でもから行動しましょう。
思考停止で目の前の仕事が手につかないかったとしても、そのときの精神状態でできる別の仕事を進めてみるのです。
そうして動いているうちに、感情が切り替わり、気づいたら元の仕事もできるようになっているものです。
この、『行動する』ということが気持ちの切り替えを早めてくれます。
何かしらの行動をすることよって、どんどん違うこと考えていかなくてはいけなくなります。
これの時間の積み重ねが、嫌な感情を思い出したり考えたりする暇を無くしていってくれます。
また、そうした行動によってもたらされた良い結果も悪い結果も、必要以上に受け止めないようにしましょう。
悪い結果だとしても、その場が悪かっただけで次はうまくいくかもしれません。
良い結果だとしても浮かれ過ぎず、その場を満喫する程度にして、次にどうして行動していくのがよいかを冷静に判断しましょう。
この繰り返しで、自然と感情の切り替えができ、行動力があがり仕事効率も上げていきます。
ポイント
できることから優先的に行動していけば、仕事も進むし結果的に感情の切り替えにもなる
【ポイント3】変えられるのは自分だけ
ここまで感情コントロールについてお話しさせていただきましたが、これらはあくまで自分自身の気持ちのことです。
自分で変えられるのは自分自身の感情でしかなく、ましてや他人の感情を操れるわけでありません。
他人に過度な期待はしない
まずは、他人にも『白』か『黒』のような過度な期待をしないようにして、『グレー』の濃さで思考していくのがおすすめです。
たとえば、

と思っていたとして、その彼に反対意見を出された場合、

といったように、勝手に思い込んで勝手に失望してしまうかもしれません。
また、少し反対意見を出されただけで、勝手に自分の敵と決めつけてしまうのもマイナス感情スパイラルに陥ってしまいます。
あくまで『薄いグレー』や『濃いグレー』といったように考えておけば、感情の揺さぶりは安定します。
ポイント
他人への期待度についても『グレー』の濃さのパーセンテージを使う
話にならない人は放っておく
他人の感情は時として、あなた自身へ一方的な思い込みで向かってきます。
相手が『べき』思考をしていたり、あなた自身へ『黒』という極端な決めつけをしている場合です。
この場合、あなた自身ができることは限られます。
そう!『放っておく』『気にしない』ことです。
感情的な相手に対して、怒ったり感情的に向かって行っても仕方がありませんので割り切りましょう。
また、押すのではなく引くという技術も使ってみましょう。
一旦は相手の提案を受け入れてその通りやってみて、次に自分の提案をやってみるといった手法です。
無駄に時間を使うよりも、自分が引くことでさっさと次に進んでしまった方がいい時もあります。
ポイント
他人の『べき』思考には無理に対抗せず、感情的には気にしない
ただし、重要な場面や、譲れない場面についてはしっかりと議論してください。
普段はストレスを回避し、ここぞという場面でのみストレスに立ち向かいましょう!
感情コントロールのポイントまとめ
最後に、こちらの記事のポイントをもう一度確認しましょう。
ポイント
- 白か黒かと極端な考え方はせず、グレーの濃さのパーセンテージで考えていく。
- 感情は放っておくと自然と収まるので、それ以上気にしない。
- 変えられるのは自分の感情だけなので、他人の『べき』思考は基本気にしない。
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